Copyright © 1986-2002 OGUmen-COMpany
E-mail : ogustar@ogumen.com「誰もが小倉隆史を応援したくなるような掲示板を目指しております」
ある方からのメールを読んで改めて実感したんですけど...感情に流されることのない「冷静な分析」こそが「応援」であると確信なさっている幸せな方が、やはりいらっしゃるんですね...。小倉を応援し始めた頃、私はこういう類の人種に散々苦しめられました。それなりに修羅場を経験したおかげで、彼等との距離の置き方→「決して賛同なんかはしないけれども、ちょっとだけわかったフリこいて、(本当はしたくてたまらないんだけど)際立った否定は禁物」...は体得済です。
その場における「多数派」が、真の意味で多数派...とは、限りません。っていうか、そういう“みせかけの多数派”なんて全くアテになりません。後になって多数派の考えが大間違いだったってことが発覚する場合も多々あるんです。
Homepage開設当初、某大手パソ通にて、ほぼ私ひとりで、小倉復活否定派な“その他大勢”を相手にバトルしたこととかありますけどね...その後お友達になった“バトル当時は動向静観派”だった方によると、「(私に)加勢したくても、できるような状況ではなかった」と...。そうなんです、つまり、選手応援サポっていうのは、球団サポの一般論(平均的考え方)と一致する必要なんて、どこにもないんです。個人Homepageの良さっていうのは、思いっ切り一方に偏った意見や、大多数が反論したくなるような少数意見を、自由に述べられることこそにあると言っても過言ではありません。
ogumen.comの小倉応援掲示板は、「己の分析能力を披露して競い合う場」には絶対にしたくなかったので、今までも管理人としてそういう方向に持っていくようにコントロールしてきたつもりです。これ、今んとこ、結構成功してますよね...「小倉ファンってなんか、みんな素敵!」っていう気がしますもん。
一時期話題の流れが、「某A選手よりも小倉が優れている」みたいな雰囲気になったことがあったんです。...困ったんですよ...当時、A選手を応援しているHomepageと相互リンクしてたもんで。A選手のファンの方がうちの掲示板見たら、どーしよー...みたいな。誰も否定することなく、私自身の思いをうまく反映できる表現はないものか...と、悩みに悩んだ挙句、「誰もが小倉隆史を応援したくなるような掲示板を目指しております」という注意書きを掲げることにしたんです。「誰もが」=「小倉隆史以外を応援している方々も」...なんですよ。(A選手って誰!?...と、過去ログ探さないよーにっ)
ライバルの存在が小倉の活躍の場を狭めている...だから、ライバルの欠点を羅列してから「ほーらだから小倉の方がスゴいでしょ」っていう論法...ちょっと(っていうか、かなり)情けない。小倉にも、そのライバル選手にも、失礼...だと、思うんです。ライバルなんて複数いて当たり前だし(それにしてもコンサってFW多過ぎ...)、小倉隆史のスゴさの“引き立て役”的存在として、必要不可欠なんですってば。
私が球団サポになかなかなりきれないのは、「○○選手要らない〜」と、思ったり感じたりしたとしても、「それだけは言わないようにしよう」と心がけてしまっているからかもしれません。物足りないプレーにダメ出しをすることと、選手そのものに失格の烙印押すこととは、似ているようで、実は全く別モノ。「より球団に強くなってもらう」ためには(それが妥当であるか否かは別として)B選手をクビにしてC選手獲得...とか、考えざるを得なくなるでしょう。でもそれが私にはどうしてもできない。
小倉の、ケガから復帰直後に「以前より腰が高くなった」とか「ヒザは筋肉強化不可能だから元に戻らない」とか「プレーを自重することで選手生活延命措置を」云々...そんなの冷静な分析でもなんでもねぇんだよっ。「まだまだやれる、あきらめないぞ」っていう選手の気持ちに心動かされた結果...期待を込めた「希望的観測」「感情論的分析」、大いに結構じゃああーりませんか!!
小倉隆史に限らず、私は永遠に選手の味方であり続けたい。人間に対しても、場所(特に北海道)に対しても、曲に対しても、1枚の写真に対しても...“愛着”という感情を大切に持ち続けたい。私にとって「大好き」とは、そういうことなんです。
コンサドーレの特殊事情
暫く封印していたコトを載せたら...「コンササポの場合は...」というメールが。封印を解いてしまったことにより、失うモノもあるかもしれないけど、それ以上に得るモノがあれば結果オーライ!ですよね。
そのメールには、コンサドーレ独特の“特殊事情”が記されていました。もしかしたら我々夫婦にとって、めちゃくちゃ「居心地の良い環境」かも!?
Homepage開設当初の頃について付け加えておきますと...私が「苦しめられた」のは、球団サポの中のほんの一部の人達に、です。あるグランパスサポの方から、グランパスの応援のこと、ゴール裏のこと、サッカーのこと等々...色々教えていただいた経緯(→冠者31参照)もあり、その恩を一生忘れることはないでしょう。
そして今回、またしても、あるコンサドーレサポの方から、大変貴重なことを教えていただいたように思います。転機が訪れた時、こういった「親切」「出会い」は、経験上、ものすっごい大切なんです。
ogumen.comは「初心に返る」と同時に、再び「1からのスタート」を切らせていただきます。そして、私自身も.....。
1.チームができて今年で7シーズン目という歴史の浅いチームである。
ちなみに私は小倉隆史を応援し始めて8シーズン目...。
2.コンサができて初めてサッカーを見るようになったという、「サッカー好き」というより「コンサ好き」のサポが多い。
...んー、私も「サッカー好き」というより「小倉好き」なんでしょうね...。私程度のレベル(=小倉の出ている試合を観たい)では、サッカー好きです!って言ってはいけない気がします。サッカー選手応援サイト=サッカー系サイト、と見做されがちではありますが、雰囲気として、サッカーに詳しい方だけが集う場所には、絶対したくないっていうのはありますね。サッカーのこと、小倉のこと、日々の情報等、教えてあげたり教えてもらったり、リアルタイムで「共有」できる場所が理想...しかしながら、サッカーに詳しい方と、そうでない方の「共存」が...非常に困難だったりするんですよね。同じ「好き」ではあるのだけれども、ほんのちょっとしたズレが大きなすれ違い・誤解を招くこともあります。こうなった時が管理人の「出番」→“腕の見せどころ”でもあり、最もやり甲斐のある部分でもあったりするんですけど。
3.サッカーのことや他チームの事情に無知で、自分達のことしか知らない→視野の狭い(ある意味非常識な)ところがある。
私なんかサッカー・他チームだけでなく、小倉の所属チームのことすらあまり知らない(知らなかった)クチですね...私の視野の狭さには定評(低評?)すらありますよ。興味のある、「好き」な「部分」だけ、深〜く深〜く追求しちゃいます。
4.「自分達の感じること・したいこと」をそのまま表現するところがある。
私の人生そのまんま↑。
5.チーム自体が実績のない弱小チームで、地理的・気候的に厳しい条件を抱えており、選手達は過酷な移動・日程を強いられる。にもかかわらず、他チームに比べて低年俸。
厳しい現実がより一層、球団を愛する気持ちを強固にしてしまうんでしょうね...。
6.以上のことから考え、コンササポは、他のチームのサポのように「あの選手が欲しい」とは気楽に思えない傾向がある。
「少しは名の通った選手は到底コンサには来てもらえないだろう...と。現に去年はオグに振られてますし(笑)。その点今年は随分スゴいメンバーが集まってくれて、結構みんな驚いています。J1に残留すると違うなあ、とびっくりです。」ともメールには書かれていました。
昨年は振ってしまってごめんなさい。小倉隆史に代わって(勝手に)お詫び申し上げます。今年の活躍でチャラ、ということで宜しく...。7.何かの縁でコンサに来てくれた選手に対しては、無条件で愛してしまうところがある。
北海道独特の「地元意識」なのでしょうか。吉原宏太は今でも愛されていますよね...っていうか「戻ってきてー」みたいなこともどこかで読んだことがあります。あ、でも、グランパスのホーム戦で小倉隆史が「敵の選手の名前」としてコールされた時、ブーイングらしいブーイングが、なかったんですよ...グランパスサポにとっての小倉隆史というのも、なかなか“深い”ものがあるようです。戦力外通告によって、ではなく、選手が自ら“志願”して他球団に移籍したりすると、「裏切られた」と感じる球団サポもいるようですが...私には到底理解し得ない感情です。
8.7の裏返しで、怪我したり、調子を落としたりして、思ったようなパフォーマンスが発揮できない選手に対しても、「がんばれ〜」「落ち込むなよ〜」ということはあっても、「要らない」と切って捨てるようなことは言わない。少なくともコンサのメジャーな掲示板で、選手を全否定するような書き込みを見かけることは殆どない。
「なにタラタラやってんだよ〜」「おいおい今撃てただろ〜?」と、イライラさせられることは多々あります。でも、でも...タラタラしてるなら「やめちまえ」と、思うことがあったとしても、私は口に出しては言いません。
シュート撃たなかったら「今度は撃てよ」で、いいじゃないですか。とはいえ...撃たなかったのは、「撃てなかった」からではなく、「撃つのをやめた」からなんじゃないか?...と思うことが、よくあります。私の理想とする小倉隆史像と、小倉隆史の理想とする小倉隆史像は、かなりの高確率で“不一致”なんだろうなー、と。
私にとって小倉隆史のセリフや、考えていること(意思)は、“絶対”です。が...当然、残念ながら...私は小倉隆史のこと、全然わからないんです。わからないからこそわかりたいなと思うし、それが「応援」というカタチにならざるを得なくなった...それこそが、まさに、「OGU面冠者」。
どんなに無様な小倉隆史を見せ付けられたとしても、彼がプロとしてプレーし続ける意思表示がある限りにおいては、「次こそは」と期待することを止めません。「もう終わりだ」と終止符を打つのは、私ではなく、あくまで本人でなければならないのです。「引退」の二文字が現実になった時、嘆き悲しむことはあったとしても、決して慌てるような真似はしたくない。現役である「今」という時間を大事に、大切にしながら...縁あって巡り会うことのできた“同志”の皆さんと色々「共有」できたら、最高です!!
Seigo Shiriuchi All rights reserved.