偶然テレビで観て選手にハマり、大井川鉄道のSLに乗ってから掛川で名古屋グランパスエイトの部屋で熱唱し、選手を準主役に据えて小説を書き始めてからもう一年が経とうとしている。
私が作ったミニコミ誌を中日新聞社(月刊GRUN)と選手に送る際、(他の読者=私の友人にはしていないが)一筆添えるようにしている。前号、選手には「今年はJを無視していい!オリンピックに賭けろ!おケガに気をつけて…」という内容の乱筆乱文を送り付けてしまった記憶がある。
途端にコレだから…唖然。私が「今年はもう面白くない!」と愚痴るレベルを遙かに越えて、当の本人がいっっっっっっっっちばん《激烈落込》ではないか、と…(松葉杖は痛々しかった。無言無言って新聞に載っていたけど…当たり前じゃないか!)。
去年から選手はコトある毎に「アトランタ」を口にしてきた。彼が抱く《野望》実現のためにも、今年は「五輪が全て」…に、なるはずだった。
3日間連続、ごっきげんのニコニコテレビ出演から僅か12日後の2月2日…完治したかのように思われた右膝のダイナマイトは無情にも大爆発…。
FWのポジション争いに負けて出場できない訳じゃない。日本が予選で負けて出場できない訳ではない。酷な表現で恐縮だが、歩くことすらままならない者は、サッカーをすることはできない…「門前払い」のようなもの。確かにケガが多い。でも今回ばかりは、どういう訳か本人を責める気にはなれない…。
喪に服したい気分…(例えが悪い?)。五輪パー・Jパー・おそらくA代表も今年はパー…(もう少し言葉を選べよ…独り言)。去年の5月、私はナマであの悪夢の瞬間を目撃した(勿論テレビで。たまたま金曜日で私の休日だったため)。以後まる2箇月、選手の雄姿を観ることはなかった。…サッカー番組で彼のVTRがほんの数秒流れただけで、ビデオを巻き戻して数回繰り返し再生…「あー、やっぱり好きなんだなー…」って、したくもない再認識(おそらくこれから、また再認識の毎日…)。
もう、どうしようもない。こうなったら、完全にお休みして、治療に専念して、リハビって、万全に体調を整えて、完璧に自分を仕立て直してから、来年!戻っておいでよ。来年まで待ってるから!…ゆっくり、じっくり、急がば回れ…。中途半端は時としてイタズラに思いがけないハプニングを呼び覚ます(そりゃ、早く早く…とは思うけど、おんなじ過ちを繰り返すのは避けようぞ)。
今年はガマンする。ガマンしようじゃないか!…大丈夫、少なくともグランパスサポーターは誰も君を忘れたりなんかしないから(ベンゲル監督も、ね)…今は自分を信じて、膝を治して、サッカー用の筋肉と体力と精神力を蓄え取り戻して、モチベーション高めて…。きっと「百分の一世紀」なんかあっという間に過ぎちゃうから…(強がってる?)。
このもどかしき1年間が、の『未来予想図』を完成させるに違いない…。
今年は「がんばろう神戸」に加えて、「がんばろう・がんばろう名古屋・がんばれ日本」。君の夢は、仲間がきっと叶えてくれるであろう…(ちなみに「君の夢」の内訳は、「名古屋優勝」「オリンピック出場&メダル獲得」。選手個人の夢、つまり《野望》は「君の夢」には含まない)。