《得点》 前半12分:秋田豊 前半16分:中田英寿 前半44分:中山雅史 後半22分:井原正巳 後半28分:(カザフ)エフテエフ 後半34分:高木琢也 《警告》 前半3分:名良橋晃 《交代》 後半19分:高木琢也(←中山雅史) 後半19分:中西永輔(←名良橋晃) 後半38分:森島寛晃(←北澤豪) 《スタメン》 GK:川口能活 DF:名良橋晃/相馬直樹/井原正巳/秋田豊 MF:山口素弘/中田英寿/名波浩/北澤豪 FW:城彰二/中山雅史 |
《東京中日スポーツ》
中山雅史「カズさんから“オレの分まで頑張ってくれ」って
ユニフォームを渡されて、下に着ていたんだ。
シュートは外していたけど、僕の持ち味は小出しにすることだから、
いずれ決まると思っていたんです!
4年前と比べて?トシを取ったから、若い選手が多い。それだけですよ」
高木琢也「過去のことは過去。振り返っても仕方がない。
勝つために、少しでも自分の力を出したい」
秋田豊「ゴールはセットプレーのワンパターンがはまっただけ。
でも、攻めながら点が取れない悪循環はもうゴメンだった。
これまでは、それで焦っておかしくなってきた。
そんなパターンは繰り返したくなかった。
ゴールは嬉しいですけど、チームが勝ったことの方がうれしい。
あとは取るべき人が取ってくれた。DFが取るのは補助。
守りもある程度できた。自分の持ち味が出せましたよ」
川口能活「僕が前に出るのは、DFラインを押し上げるためでもあるんです。
次に勝てばやっとW杯に出場できるところまで来たね。
A組でも修羅場をくぐってきたチームがくるから、
絶対に気を抜けない。いつもチャレンジャー精神。
次も攻撃的な気持ちで戦いたい」
城彰二「誘い出しの動きで相手を混乱させてボールをもらうことを考えた。
コンビネーションが完璧と言えるほどできた」
相馬直樹「名波らが中盤をしっかりと組み立てることができたので
僕がフリーになった。失敗を恐れず、積極的にいったのが勝因」
名波浩「90分間、緩急のメリハリをつけたところが勝因かな。
次は右サイドからも展開して試合を楽にしたい」
岡田監督「A組からどちらが来ても(イラン・サウジアラビア)いいように、
メンバーを編成して臨みたい。戦術のバリエーションを多めにつくり、
2つの形をマレーシア練習で試したい。
明日は休みを利用してA組のビデオを分析し、資料を集めて準備する」
三浦知良「今度は一本勝負。全員が必要だよ。気合を入れていく。いけるよ」
《デイリースポーツ》
長沼会長「サポーターにお礼を言いたい。国立はずっと満員。
ソウルやウズベキスタンと、厳しい状況にもかかわらず応援してくれた。
厳しいことに変わりはないが、この上げ潮の勢いに乗っていきたい」
川淵チェアマン「今日の快勝で体調もバッチリだよ。
3度目の追試に最低限で通った感じ。まだ卒業試験があるけどね。
使える手駒が増えた。監督もトップを誰にするか迷っちゃうね」
中山雅史「カズさんのユニフォームの下に、嫁さんのブラジャーもしてましたよ」
三浦知良「4年前の経験が活きたよね」
北澤豪「もっとソツのない試合をしなければ。
横パスがポーンと入るような時がある。
勝ったからいいが、接戦なら致命的だ。でも、いいものがあったのも確か」
城彰二「チャンスを悉く外してしまった。今日はついてないなと思った」
川口能活「場所は関係ない。でも、次はチャレンジャーの気持ちを持って必ず勝つ。
体調は100%以上に持っていく」
高木琢也「今日は楽しむつもりでプレーして、硬くならずに済んだ。
これも4年前の経験でしょうか」
井原正巳「カザフスタンに借りを返せた。
得点を入れて嬉しいけど、本当の厳しい戦いはこれから」
岡田監督「先制点を取れたことで、落ち着いてプレーできた。
ただ、右サイドからのコンビネーションと、
後半、前線と中盤のポジショニングがうまくいかなかった。
高木より中山の方がコンディションが良かった。
前半からプレッシャーをかけるために、追いかける選手がいいだろうと思った。
たった1日で決めたから高木も是非試したかった。
集中しながらのホーム&アウェーで選手も苦労している。
それでも、チャンスある限り頑張ると話している言葉にウソはない」
《日刊スポーツ》
秋田豊「自分と小村さんの違いは得点力。
(僕の)点が取れないイメージを消したかった。ゴールへの執念を持つようにした。
ヘディングに強い選手(=カザフFWズバレフ)にヘディングで仕事をさせなかった」
川口能活「中山さんの3点目が大きかった。
やっとW杯への挑戦権をもらった。
(FKを直接決められて)壁の枚数が少し足りなかった。
自分の考えとDFの理解が食い違っていた」
相馬直樹「誰かがマークされても、裏のスペースに走る人が出てきた。
だから攻撃が詰まらなくなった」
城彰二「中山さんと動き回って相手を混乱させることは完璧にうまくいった」
山口素弘「セットプレーで先制できて楽になった。
自分達の色とか形みたいなものを取り戻せてきた気がする」
森島寛晃「途中出場なので。巡ってきたチャンスを何とか活かしたかった」
中西永輔「途中で肩を痛めて動けなくなったけど、
韓国戦の時よりもプレッシャーなくできた。次も出番があれば思い切ってやる」
《報知新聞》
呂比須ワグナー(今回出場停止)が風邪で3日間寝込み、
中西永輔が左肩を打撲。本田は左足首痛を悪化させベンチから外れた。
日本代表は10日にマレーシアに出発。
クアラルンプール近郊で調整を続け、14日にジョホールバルに入り、
16日の第3代表決定戦に臨む。
中山雅史「最初は走っているのかどうかも分からないほど緊張した。
カズさんは出場停止で出られないけど、一緒にピッチで戦っているんです。
そのユニフォームの下にはブラジャーもつけていたんだけど。
代表での試合は燃えるものがあった。もっと落ち着いてやらないと」
井原正巳「この予選を振り返って、アウェーの厳しさもあったけど、
自分達におごりがあった部分もある」
川口能活「まずマレーシアの気候に慣れて、体調を100%以上に整えたい。
五輪予選のときに対戦したサウジの印象は、パス回しがうまい、
ブラジルみたいな感じでした」
名良橋晃「左サイドをバランスよく攻め上がれたと思う。
後半はもう少しチャンスを作りたかったけど…」
相馬直樹「前半からいい仕事ができた。
中央で井原さんと秋田さんを信じていたんで、思い切って攻め上がれた」
山口素弘「ここ1、2試合は全体のバランスがよく、点が取られる気がしない。
次は一発勝負、今日みたいに守備中心の形でやっていくことになると思う」
中田英寿「今日勝ったといっても、まだ次がありますんで」
名波浩「最終予選が始まってからの2箇月でよく老けたって言われるけど、
あと少し。韓国戦からのこの流れ出フランスに行きたい」
北澤豪「2試合、守備が安定しているが、もっとバランスよくなるはず。
チームの質を1週間で高めたい。
今日のチームは次の対戦相手より全然(力が落ちる)だし、
途中から第3代表決定戦を想定してやった」
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