#114 気功から見た管楽器奏法第4章
アベるま謙作くん=阿部謙作派
 原田 靖
  2005.01.05(Wed)08:06:08

明けましておめでとう御座います 今年もみなさん元気印で
まいりましょうさて第4章になります
下半身のフォームは3章で触れました 上半身に戻って楽器を
持つ手について書きます まずトロンボーンですが右も左も
べったり握る 特にスライドの縦のバーを4本ぐらいの指で
鷲掴みにしている人をよく見かけます 特に学生に多いのですが
それではスムースなスライディング「操作」流れるような動きは
出来ません 持つのは親指と人指し指だけが理想です そして
今まで後の3本をおうち側に折りたたんで吹いていた人はいちど
この3本の指を開いて吹いて見てください 明らかにこちらの方が
音の抜けがよくなることに気が付くでしょう 先に触れた小指を
伸ばす「フリーにする」事で気が出てパワーアップします
ジャズの場合はイメージとしてアドリブをやる時にも川の水が
途切れる事無くながれていてそこにスパスパと手刀で切る
「タンギング」が1番スムーズな奏法だとおもいます これは
私の長年の経験ですので人様々異論はあるでしょう
クラシックではひとつひとつのおとを確実に止めて吹くように
教えますのでこれまた正論でしょう 私の場合誰にも教わって
無いので自然と指を開き それが振り子の役割をして 楽に
スライドビブラートがかけられるようになりました
握りこぶしを作った状態の人を見るとぎこちないビブラートの
人が多いのは事実です この握り方の人に多いのは肩から指先まで
力がはいってガチガチでぎこちなくスライドに対して直角とまでは
いかなくても横握りになっていること これではスライディングは
スムーズに行きません 2本の指でバーをにぎったら手の平を
スライドと並行にします 頼むから金貸してよの時の拝み倒しの
スタイルです 後の3本の指を開くと楽にビブラートもスライデ
ィングもできます 肝心なのは肩からさきはぶらぷらの力を
抜くこと 後音は止まらず水のようにながれているイメージで
吹くこと たくさん書きましたが一つのフォームとして
捉えてください 必ず違いが判ることでしょう

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